クリスマスイブですね。みなさんどのように過ごされるのでしょうか?
それぞれの生活スタイルにより、家族と、恋人と、あるいはひとりでと色々ですね。
僕は普段と変わりない生活です。それでも、少しはクリスマス気分に浸ろうかという事で、宗教曲をリュートで弾いてみました。

曲のタイトルは、「神は我がやぐら」
ロイスナーという人が作曲したリュート曲です。
「神は我がやぐら」というと、マルティン・ルターの美しい賛美歌が有名ですね。

ルターというと、学校の歴史で習った記憶によると、宗教改革者ですね。
聖書はラテン語以外の言葉で翻訳される事は禁じられていたようです。しかしルターは信者一人ひとりが直接聖書を読むことで神と向き合うべきだと考え、自国語であるドイツ語への翻訳をしました。ラテン語の解らない一般の大衆に聖書を読む機会を与えたわけです。
そして宗教音楽にしても、難しい形式にとらわれず、易しい旋律に乗せてドイツ語で歌われる事が多くなり、一般の人にとっても親しみ易い音楽が好まれるようになりました。それらがルターの「神は我がやぐら」なのど賛美歌です。

バッハもこの旋律を元にしたカンタータを作曲しています(カンタータ第80番「われらの神は堅固な砦」)。

さて、ここで弾いてみる曲は、それとは別物のようです。
聴いてみて下さい。

神はわがやぐら